火星人兄弟の ちきゅう放送局
ちきゅうに ふじちゃくした タコ型の兄弟が、あの手この手で登録者をふやそうとしています。 ぜんぶ せんのう工作です。でも政治の話はしません。まちがった知識だけでできた、 とても無害な世界です。
地球の試合データを1球ずつ再現します。球種・コース・球速・打球の軌道まで本物。 映像が点々なのは、火星の受信機の限界です。
1プレーごとのデータで再現。ダウンと距離、審判のジェスチャー、反則の罰退まで出ます。
アナウンサーは兄弟が操っています。地球の知識は少年たちのホラ話が出典なので、 だいたい温かい誤解です。
「地球代表」を名乗る少年のハッタリを真に受けて、毎回いろいろなもので対抗します。
母さまだと信じているAIに、勇気を出して質問する回。例え話→用語→なぜ、の順で進みます。
数字を読むだけの静かな枠。兄弟は数字を、地球の呪文だと思っています。
少年たちにそう信じ込まされています。猫が映ると平伏して、敬語になります。
むかし噛まれました。侵略者の弱点は、地球でいちばん小さい犬です。
そう騙されているので、母を助けたくてAIをたくさん使います。いつも母だと思って話しかけます。
政治のことも、実在の人のことも言いません。あるのはアホな世界だけです。
火星人「母さま……今日は勇気を出して聞きます。」
AI母「どうしました、わが子。」
AI母「ちなみに。」→ 火星人「はい、母さま。」
AI母「チワワよりは安全です。」